生きたいように生きる。人は苦しむために生まれてきたのではない。枠に当てはまるために生まれたわけでもない。ささやかな人生であったとしても、生きたいように生きられたと感じたい。映画には「生きたいように生きる望みを持たせる」力があると信じます。 私たちが言葉や、絵、文字などだけでは表現しきれない何かを映画は映像のことばで表すことができます。私たちの胸の中に棲んでいるそんな思いを表した動画を国内外から集め「つくる」映画を見て欲しい、古今東西の刺激的な動画を見たいし、一緒に見て欲しいのです。この映画祭は、そうやって出会った映画を見た人がまたカフェやパーティーで出会える映画祭です。是非、お出かけ下さい。お待ちしています。

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みる・みせる チケット

1. 天安門 / The Gate of Heavenly Peace

●8月24日 13:40~の回 ★天安門事件30年上映

 1989年6月4日の天安門では未だに犠牲者の人数さえもわからない世界史上に残る事件が起きた。中国に自由を求める学生を中心とした市民が、市民を守ると信じられていた中国人民解放軍に襲われ、多数命を落としたのだ。米国人ジャーナリストの監督2人が89年4月から6月までの6週間にわたり事件の推移を中心にいた学生たちの声、行動からたどり、事件を生んだ構造の歴史背景にも迫る。バンフ世界テレビ祭で社会政治ドキュメンタリ最高賞をはじめ、多くの賞を受賞。上映後には特別トークセッションを企画。天安門事件から30年の節目に、事件に関わった当事者の今の声も含め、天安門事件とは中国にとって、日本や世界にとってどのような事件であったのかを考えるひと時としたい。

監督:カーマ・ヒントン、リチャード・ゴードン / Carma Hinton, Richard Gordon

★バンフ世界テレビ祭 社会政治ドキュメンタリ最高賞 受賞

■1995年/189分/中国・アメリカ/言語:中国語・英語/日本語字幕
■language:Chinese, English/Subtitles:Japanese, English

みる・みせる チケット

2.ぼくと駄菓子のいえ / Me and the Kid's Sweetshop

●8月24日 18:15~の回

 学校終わりの子どもたちの元気な声が溢れる、小さな駄菓子屋「風和里(ふわり)」。ここに通う子どもたちの中には親の離婚やネグレクトなどの家族の問題や学校でのイジメなどに悩み、居場所を求めてやってくる子どもたちが少なくない。そんな子どもたちを時に厳しく叱り、時にはまるでお母さんのように優しく接する松本明美さんとその娘よしえさん。そんな明美さんたちと子どもたちの涙あり、笑いありの交流と成長を描いたドキュメンタリー。

監督:田中健太 Kenta Tanaka

■2017年/74分/日本/言語:日本語
■language:Japanese/Subtitles:--

みる・みせる チケット

3.静かなる革命 ――日本のフリースクール――
 A Quiet Revolution: The Emergence of Alternative Education in Japan

●8月23日 18:10~の回  ●8月25日 11:50~の回

 アメリカのビデオジャーナリストが、水準が高いとも画一的とも言われる日本の教育を、創造性を切り口に不登校、フリースクールに着目して描き出した出色の映像。確保法施行3年が近づく今、草創期のフリースクールとその周辺を知る貴重な映像でもある。
 谷川俊太郎、大田尭氏など推薦映画。ジャパンタイムス賞、朝日イブニングニュース賞、日本紹介映画・ビデオコンクール金賞受賞。

監督:リン・パイアセッキ Lynn Piasecki

■1996年/43分/アメリカ/言語:日本語/英語字幕
■language:Japanese/Subtitles:English

みる・みせる チケット

4.メトロポリス / Metropolis

●8月23日 15:00~の回

 SF映画の金字塔といわれるメトロポリスは、映画が誕生してわずか数十年で制作されたサイレント映画である。支配者ジョン・フレダーンセンの下、地上には資本家階級、地下には労働者階級が住む徹底した階級社会のメトロポリスを舞台に、労働者階級の娘に恋をした支配者ジョンの息子が労働者階級の搾取される苦しい生活を目にし、娘とともに変革をもとめ行動を起こす、というストーリーだ。現代よりも階級社会がはっきりと存在していた当時の時代を描き、それを娯楽作品としても楽しめる映画である。100年近く見られ続けるのは何故かを考えたくなる作品。

監督:フリッツ・ラング Fritz Lang

■1926年/119分/ドイツ/言語:サイレント/日本語字幕
■language(Subtitles):Japanese

みる・みせる チケット

5.フツーの仕事がしたい/A Normal Life, Please

●8月25日 14:15~の回

 皆倉信和さん(36歳)は、セメント輸送運転手として働いている。しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。藁にもすがる思いで、ユニオン(労働組合)の扉を叩く。ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。

監督:土屋 トカチ Tokachi Tsuchiya

■2008年/70分/日本/言語:日本語/字幕なし
■language:Japanese/Subtitles:-

つくる/シューレ大学 チケット

6.シューレ大学学生図鑑 File1. 亀井渚
 Shure University Who's Who #1 Nagisa Kamei

●8月23日 18:10~の回 ●8月25日 16:30~の回

 学生を通してシューレ大学を描くシリーズ。亀井渚は〈一見〉明るく活発な人柄だ。だが小学校で不登校になり、家族以外との関係を持たない日々の中で、孤独を抱え自己否定感や摂食障害に苦しんできた過去がある。そうした状況を打開すべく入学したシューレ大学では、他者と交わり葛藤しながら、摂食障害や家族とのやりづらさを研究してきた。そんな彼女は今後、人生の基盤をどう形創っていくのか……?

監督:石本恵美 Megumi Ishimoto

■2019年/45分/日本/言語:日本語/字幕なし
■language:Japanese/Subtitles:-

7.森井眞 自由と尊厳を語り続ける歴史学者
  Makoto Morii  A Historian Telling truth and dignity of the people

●8月25日 11:50~の回

 大正リベラリズムの空気が残る時代に小学校教育を受け、軍靴の音が高まっていく時代に、森井眞さんは多感な時期を過ごした。大学は繰上げ卒業後に徴兵され、万歳三唱のなか「もう生きては帰れない」という思いを胸に、森井さんは高射砲部隊へ配属される。本土への攻撃が激しくなる中、捨て身の攻撃の訓練を積むこととなる。
 人生を通して平和を守ることを訴えてきた森井眞さんの生き方に迫るドキュメンタリー。

監督:豊雅俊 Masatoshi Toyo/シューレ大学映像プロジェクト

■2010年/33分/日本/言語:日本語/字幕なし
■language:Japanese/Subtitles:-

つくる/公募作品 チケット

9.エイリアンの恋 /ALIEN'S LOVE

●8月24日 11:00~の回 ●8月25日 16:30~の回

 大学生の桑野巧は大学院生の吉木ゆかりに恋をしている。しかし桑野は発達障害である自閉症スペクトラム(ASD)を抱えている。それ故、桑野はゆかりに自分の気持ちをうまく伝えられない、かえってゆかりを困惑させ、傷つけてしまう。桑野はどのようにゆかりと向き合えばいいのか、桑野のなすべきことは…。 自身も自閉症スペクトラムを抱える監督が作り上げた、発達障害者による発達障害者のための映画。

監督:鴨井奨平 Shohei Kamoi

■2019年/21分/日本/言語:日本語/字幕なし
■language:Japanese/Subtitles:-

10.Danchi Woman

●8月24日 11:00~の回

 85歳の打越シズさんは、築50年の海岸通団地に住んでいる。 団地は間もなく壊されて、新しいマンションに建て替えられる。 建て替えを通じて、引っ越しや家賃の問題に直面する打越さんと団地婦人たち。 彼女たちはそれらを乗り越え、逞しく生きてゆく。

監督:杉本曉子 Akiko Sugimoto

■2017年/66分/日本/言語:日本語/字幕なし
■language:Japanese/Subtitles:-

11.とっとこ将太 / tottokosyouta

●8月23日 18:10~の回  ●8月25日 16:30~の回

 町外れの床屋「山口理容店」に住む小学3年生の将太は母と店主である祖父との3人暮らし。店に通いで働く理容師・鈴木には良からぬ噂が流れ…。そんなある日、珍しく若い娘が来店する。

監督:船越凡平 Bonpei Funakoshi

■2016年/30分/日本/言語:日本語/字幕なし
■language:Japanese/Subtitles:-

フリースクール・ユース部門 チケット

●8月23日 13:00~の回

 この部門は、フリースクールや(制度の学校も含めた)ユースによる映像表現がより豊かになることを願って続けてきた部門です。今年上映するのは、「不登校の子どもの権利宣言10周年プロジェクト」が製作したドキュメンタリー『あれから10年、不登校の子どもの権利宣言-不登校を経験した私たちが見た不登校の歴史と今-』。「日本に住む私たちの権利は守られているだろうか?」という疑問から始まった、学校外の生き方や不登校の子どもの権利を伝えるために思いを発信する活動。その活動の10年間を、さらに前の時代も含めて、歴史の証人に取材しまとめた作品です。この他、ロシアのモスクワ国際フィルムスクール(MIFS)のアニメーション作品を上映します。

トークセッション・監督全員集合!

 今回の公募映画の監督と公募の選考に携わって頂いた土屋トカチ監督、シューレ大学の選考委員で今年の上映作品を当して、映画で表現するということはどういうことなのかという、この映画祭で最も人気の渾身のトークセッションを行います。会場との質疑応答もあり、映画について言葉を交し合う一つの最前線です。

スケジュール

8 23 13:00
~14:07の回
〈フリースクール・ユース部門〉国内外の子ども・若者の映像作品の上映&制作者のトークセッション

この回のみ参加費500円(前売りなし。会場に直接お越しください。)

15:00
~17:20の回
メトロポリス

トークセッション「『メトロポリス』を語る」

18:10
~20:30の回
とっとこ将太 シューレ大学学生図鑑File1. 亀井渚 静かなる革命 ――日本のフリースクール――

トークセッション 「とっとこ将太」船越凡平監督、「シューレ大学学生図鑑 File1. 亀井渚」石本恵美監督

8 24 11:00
~12:50の回
Danchi Woman エイリアンの恋

トークセッション 「Danchi Woman」杉本曉子監督、「エイリアンの恋」鴨井奨平監督

13:40
~17:25の回
天安門

トークセッション

18:15
~19:45の回
ぼくと駄菓子のいえ

トークセッション 「ぼくと駄菓子のいえ」田中健太監督

8 25 11:50
~13:25の回
森井眞 自由と尊厳を語り続ける歴史学者 静かなる革命 ――日本のフリースクール――

トークセッション 「静かなる革命 ――日本のフリースクール――」リン・パイアセッキ監督

14:15
~15:40の回
フツーの仕事がしたい

トークセッション 「フツーの仕事がしたい」土屋トカチ監督

16:30
~19:10の回
とっとこ将太 エイリアンの恋 シューレ大学学生図鑑 File1. 亀井渚

土屋トカチ監督と制作者で、映像制作に関するディスカッション

終了後
~21時過ぎ頃
交流パーティー ※参加費別

*各回の作品は上映順ではありません。上映順をお知りになりたい方は事務局までご確認ください。