2019.06.17更新

学生の声

※過去(または現在)学生が書いた文章を、時々紹介していくシリーズです。

【シューレ大学活動報告】No.42(2018年度第3号、2019年1月5日発行)より

自分から始まる学び

私の前回の学生の声は、自己否定からくる「私は幸せになってはいけない」という長年の縛りを解き、惹かれる方向へ行こう、という内容でした。

私は研究を進める中で、私の中の「おこがましい」感覚が、惹かれる方向へ行く時の妨げになっていると発見し、私のおこがましさはどのようなものかを深めてきました。私が惹かれるものの中に研究もあったので、研究する困難さはありましたが、「研究してないよ」と自分に言い聞かせ、誤魔化しながら研究を進めました。そして、今年度の研究イベントで私の研究は形になりました。

当日は研究を人に伝えるということが怖く、涙なしでは終えられない研究でしたが、人を信頼してみようと進んでいけたことは、私が長らく手放せなかった想像の中での「怖い世界」というのは、現実には存在しないということを実感として得られたので、とても大きな経験となりました。論文は紀要15号に載っていますので読んで下さると嬉しいですが、私にとって大きな発見があり、ぼんやりしていた世界に、しっかりとした地面が少し出来た感覚があります。私は、私を知ることで、私を許していける、そして苦しかった私を解放していけるのだと思いました。ここから、私は、私の為に学ぶことが出来るし、私の為に生きることが出来るのだとも思いました。
自分から始まる学びとは何だろうか、ずっと考えています。長らく、私は自分の疑問や関心を追求することができない感覚にありました。関心や疑問を持っても、無知がばれるんじゃないか、世の中で戦う為の武器にならない、認められないなど、人にどう思われるかが気になって関心を持つこと自体に緊張感があり、混乱していました。しかし、最近は私が知りたいから知っているのだというシンプルな感覚です。今後どのように展開するか分らないけど、私の関心を大事にすることは、自分自身を信頼していける感覚にもなるのかもと思ったりしています。

脊尾花野