2018.11.27更新

2018冬のひとことインタビュー企画⑥

【2018冬の体験入学・ひとことインタビュー企画⑥】

OG:石本恵美さん(株式会社創造集団440Hz)
シューレ大学の魅力は?

「私はシューレ大学に入る時、漠然と「世界を知りたい」と思っていました。当時18歳でした。その背景には自分の不登校の経験というものがあって、中学校生活に苦しんだ後にフリースクール東京シューレに出会って、学校に行かないという在り方や価値観に出会ってだいぶ心が楽になりました。「もう、学校には戻らない」と思いました。でも日本社会は「学校に行くのが当たり前」で、バイト先でも〈学校〉は支配的でした。昔の思い出話をしても、将来についての話をしてもそれがつきまとう感じがしました。今思えば、その頃から20代の私は、この先自分が出会う人間関係や職場などで、〈学校〉に通い続けた人たちと〈学校的な在り方〉に疑問を抱かない価値観によって形成された場で、果たして自分は自分を無くさずに生きていけるだろうか、という不安を抱いていたのだと思います。

シューレ大学の魅力はいろいろありますが、その一つは、私がおかしいと思うことやひっかかりを、大事にし続けやすいところだと思います。シューレ大学ではそれをテーマに、研究や表現もできるし、日常的に話せる友人たちがいます。

私たちは時々「なぜそんなに自分のことばかり考えるの?」「そんなに考え続けて向かい合い続けていて、苦しいんじゃない?」と言われます。シューレ大学のことをある程度理解していて、好意を持ってくれている人でさえ、そう言います。私からすれば、自分のことがわからない人は他人のこともわからないと思うし、自分と社会との関係が自分なりにつかめなければ、この社会でどのように生きていくべきかがつかめないと思います。

私がシューレ大学から得た大きなことの一つは〈自分も他者も尊重する〉という在り方です。これは簡単なことではありません。でも、その心地よさを知ってからは、日々努力しています。うまくできないこともあるけれど。この〈尊重〉ということを実現するには、自分がどういう人間かをある程度つかめている必要があるし、他者のことを一所懸命想像し、理解する必要があると思っています。日々生活し、仕事をする中でも、今の自分を知り、他者を知ろうとすることは私のベースにあります。どうしたら互いに心地よくできるのか、相手は何に苦しみ、何を望んでいるのかということをつかもうとしながら日々生きている。簡単ではないし時に時間もかかるけれど、このやり方を得たことが私の財産だと思います。

シューレ大学は万能薬ではないけれど、周りに流されるのではなく、自分の納得のいく生き方を求めようとする人にとっては、手がかりを得る近道なのではないかと思います。」

2018冬の体験入学に向けて現役学生・OB/OGへのインタビューをしています!「冬の体験入学」(12/03(月)~12/07(金))の詳細はこちら↓
http://shureuniv.org/blog/2018/11/3423

<参考>秋に実施したインタビューもこちらからお読みいただけます。→ http://shureuniv.org/blog/2018/11/3428