2018.02.14更新

体験入学直前企画!学生インタビュー②

 

2018年2月 Facebook「体験入学・インタビュー」より<2>

シューレ大学定例「春の体験入学」が今月2018年2月19日㈪~23日㈮の間で行われます。
詳しくはこちら→ http://shureuniv.org/blog/2018/01/2785
それに伴いまして、現役の学生達が入学当時に感じていた思いや、現在或いはこれからの活動に際して考えていることなどをインタビューしてみました。

 

■長畑洋さん
「自分とは何者かを探求し、“自分自身”を取り戻す」

①何故シューレ大学への入学を決めましたか?

僕は中学校で一度不登校になったのですが、フリースクールなどに行くことはなく、定時制高校を経て
一般的な大学に入りました。しかし、その大学ではずっと「僕は人と違う間違った存在」「社会の中で生きていけない」という思いに苦しめられていました。いよいよその苦しさがどうしようもなくなった時に出会ったのが、シューレ大学です。シューレ大学の学生たちが僕にも共通するような「自分の苦しさ」と向き合いながら、活き活きと活動するのを見て、ここなら僕も自分の苦しさをなんとかできるかもしれない…と思って、入学を決めました。

 

②シューレ大学では現在どのような活動を行っていますか?

自分にとって切実な問題、「自己否定感」や不登校体験、自分を縛るもの、自分にとって大事な関心から始まる研究「自分から始まる研究」を軸に、社会学の講座や演劇、映像、美術、ジェンダーなどいろんな講座に出ています。また、シューレ大学で年に4回ある外部向けの大きなイベントをする時に
、そのイベント全体を見ながらを調整・進行をする「舞台監督」という役割をよく担当し、力をいれています。

 

③シューレ大学の中では、現在何を感じ、何を大事にしていますか?

シューレ大学に入ってすごく実感しているのが、僕はいろんなことを学んで、自分を知ることで解放され、自由になっていくのだということです。シューレ大学に入る前には、自分の存在が不安定で、
ちょっとした挑戦や人間関係にも負担や苦しさを感じて、生きていける自信がまるでなかったのですが、それが少しずつ変わっているのを感じます。

僕はシューレ大学の「自分研究」で、自身の苦しさ、自分への否定感や自信のなさ、整理のつかないつらい体験などを対象に「それらはいったい何なのか」「なぜどのように生まれたのか」を研究してきました。ただ記憶を思い出すというだけではなく、自分の体験や苦しさとは一体どのような経緯でいかなる仕組みのもとに成り立っているものなのかを、社会学の手法を使い、定期的に他の学生やスタッフたちに意見をもらいながら論理だてて掴んでいきます。すると周りからの思いがけぬ意見にも助けられて、それまで漠然とした感覚でしかなかった自分のことがよりはっきりとした形で捉えられるようになるのです。

そうすると、それまでの自分の苦しさが少し和らいだり、変わったりします。それに、そうやって自分が捉えきれない、言葉にしきれなかった自分を言葉にして、周りに発表するというのは、わくわくします。手放していた自分をもう一度自分に取り戻すような、そんな解放感と興奮があるのです。

だから僕は、この「自分自身が何者かを知ること」「自分を取り戻し、変わっていくこと」を大事にしています。

 

④シューレ大学での活動はこれからの生き方を作る事にどう結び付くと思いますか?

これから先、どんな生活をすることになったとしても、「自分研究」は自分自身をとらえて、苦しさを解体して、より生きやすくなることにものすごくつながるし、一番の近道だと思っています。それは、
毎年シューレ大学の自分研究発表イベントに来てくださる様々な方たちの反応をみていても、「自分研究」は今の社会に生きる多くの人にとっても同じではないかと思っています。なので、ゆくゆくは「自分研究」を発表し合い、助け合い、深めあうための「学会」をつくりたい!と思っています。

あとは、自分研究で動きやすくなったことで最近少しずつ手に入れられているHP制作や書籍編集などのスキルを活かしたちょっとしたアルバイトも始めています。それも、シューレ大学のOBOGの人たちと一緒に仕事をしたり、シューレ大学とのつながりできたお仕事などが主で、自分を損なわない形でお金を稼いでいくということが少しずつできていっている気がします。